最新のITを導入したのに、想像していた効果がでない。
ベンダーに進められて、思い切ってを高いお金を払ったのに・・・
CMでは誰でも簡単にできると言っていたのに・・・
そんな思いをしている中小企業の経営者はいませんか?
実は、この様な経験をしている事業者は思いのほか多いのです。
事実、IT導入している企業の約3割が「ITの導入効果が分からない」と回答しています。
※平成30年中小企業白書からの数値
なぜITを導入したのに効果が感じられないのか
多くの場合、ITを導入しただけでは期待していた効果が得られません。
一番多く見られるケースは、「業務構造をそのままにして一部の作業をITに置き換えただけにしている」というものです。
これは、ITを家電製品と同一視しているパターンで、過去のIT開発・導入ではよく見られたものです。
「このシステムを導入すれば、XX人の要員が不要になりますよ。」
といった、説明を受けたことは無いでしょうか。それがこのパターンです。
ITが一般的でなかった時代であれば、そういったケースも多くあったと思いますが、現状ITだけで人員が大きく削減できるといったケースは少ないでしょう。一部あり得るケースは、単純作業だが人でないと出来なかったことの代替えといったケースでは効果を発揮します。
しかし、現在のIT導入で効果を発揮しようとすれば、「ビジネスの姿を描きなおす」ことが必要です。
・自社のビジネスがどういう姿に変わることで顧客への価値提供を高める事を目指すのか
・自社のビジネス構造をどこから見直したら良いのか、経験と勘ではなくデータをつかって皆で考えられないか
といった、「将来の絵姿」を描いたうえで、ではそれを実現するためにITが使えないか?と考える必要があります。
ITはツールなので、適切な状況に適切なITを使うことで効果が最大限発揮されるようにできています。
引っ越しにスポーツカーを使っても効率は上がりません
休みの日の朝の目覚まし時計は邪魔でしかありません
個人が利用するITは便利な機能、楽しい機能があれば良いです。
しかし、ビジネスで利用するITはそういう訳にはいきません。
「ITがビジネスを勝手に革新してくれる」という妄想から離れて、自社のビジネスをどうしたいか
その問いこそがIT活用によるビジネス強化のスタートになるのです。
システムは導入したいが・・・
ビジネススキームも変えたいし、システム導入を行いたいと考えているが、どのシステムを選んでよいか分からない。
そういった悩みも多いです。
確かに、似たようなシステムが沢山ありますし、どれも良さそうに見えます。
実際、よいシステムは世の中に多数あります。
その様な悩みは、相談できる専門家に依頼してみましょう。
ここで言う専門家というのは、システムを作っているベンダー、メーカーの事ではありません。
貴社の事を聞いて、何を解決したら良いか、というこを整理できる方のことです。
自社でITを比較する時間、必要な機能を整理する時間、見積りを取る時間、といった手間が省けるでしょう。
各システムで出来ること、出来ないことが必ずあります。
それらを整理できる専門家と一緒にITを選ぶことで「わからない」や「不安」が解消されることでしょう。