はじめに
経営者として日々の業務に取り組む中で、「孤独」を感じたことはありませんか?
企業経営は長距離マラソンに似ています。スタート直後は勢いよく走り出せても、途中で壁にぶつかることは避けられません。体力や気力が削られ、困難な局面に直面したとき、周囲の応援や伴走者がいることで踏ん張る力が湧いてきます。
マラソンと同様に、経営においても伴走者の存在が非常に重要です。コーチやコンサルタントが経営者の隣で支援することで、企業の成長スピードを加速させ、目標達成を確実なものにしていくことができます。
本記事では、「なぜ経営者に伴走支援が必要なのか?」をマラソンにたとえながら解説していきます。
1. 経営とマラソンの共通点
1-1. 長期戦である
マラソンは42.195kmの長距離を走り続ける競技です。短距離走とは違い、持久力やペース配分、戦略が求められます。企業経営も同様に、短期的な成果だけでなく、長期的な視点でビジネスを成長させていくことが重要です。
経営者は日々の意思決定を積み重ねながら、長期的な目標を達成するために戦略を練らなければなりません。しかし、長期戦の中で孤独を感じたり、迷いが生じたりすることもあります。
1-2. 壁(スランプ)が必ず訪れる
マラソンには「30kmの壁」と呼ばれる難所があります。体力の消耗やエネルギー切れにより、足が思うように動かなくなり、心が折れそうになる瞬間です。
経営においても、成長の停滞期や市場環境の変化、資金繰りの問題など、さまざまな壁に直面します。特に創業から数年経過し、事業が軌道に乗り始めた後にやってくる壁は、予想以上に厳しいものになることが多いです。
この壁を乗り越えるためには、適切なアドバイスや支援を受けながら戦略を練り直すことが欠かせません。
1-3. 応援や伴走者の存在が力になる
マラソンでは沿道からの応援がランナーの力になります。また、ペースメーカーが隣を走ることで、自分のペースを保ちやすくなり、精神的な支えにもなります。私はフルマラソンを走ったことがあります。最初は気持ちよく走れているのですが、25km付近からきつくなり、30km過ぎた辺りでは、「何で自分は走っているんだろうか」という気持ちに苛まれした。自分で応募して走ったのにです(笑)。その時感じたのは、スポーツ選手がテレビなどで良くいう「応援してくれた皆さんの声が力になりました!」という言葉です。私はその時まで謙遜だと思っていましたが、マラソンで沿道に多くの方が応援にきてくださり、飲み物や食べ物を提供して下さる方もいたり、本当に応援の声が自分の力になる経験をしました。
同じように、経営者もコーチやコンサルタントといった伴走者がいることで、前向きな気持ちを維持し、事業をスタートした時の様な前向きでエネルギッシュな行動や決断を下すことができます。
因みに、悪影響だった応援もあります。最悪だったのは、スタートから2km地点での「あと残り40km!」という声や、30km過ぎの一番しんどい区間での「みんな練習不足だよね」という声でした。声のかけ方や発言1つでモチベーションは大きく変わるものです。
2. 経営者に伴走支援が必要な理由
2-1. 客観的な視点を提供してくれる
経営者は自社のビジネスに深く関わるあまり、客観的な判断を下すことが難しくなることがあります。
コーチやコンサルタントは、外部の視点から企業の課題を分析し、冷静かつ的確なアドバイスを提供します。これにより、経営者自身が見落としていた成長の機会やリスクを発見しやすくなります。
2-2. 継続的な成長を支援する
マラソンでは、途中でペースを落としてしまうと、元のリズムに戻すのが難しくなります。同様に、企業経営も停滞してしまうと、成長の勢いを取り戻すのが容易ではありません。
伴走者としてのコーチやコンサルタントがいることで、経営のリズムを崩さずに成長を継続させることができます。
2-3. 経営者の精神的な支えになる
マラソンでは、最後まで走り切るためには強い精神力が求められます。経営者も同様に、多くのプレッシャーを抱えながら意思決定を行います。
時には孤独を感じることもありますが、信頼できる伴走者がいることで、精神的な負担を軽減し、ポジティブなマインドを保つことができます。
3. どのような伴走者を選ぶべきか?
3-1. 自社の課題を深く理解してくれる人
コンサルタントやコーチを選ぶ際には、自社の業界やビジネスモデルを深く理解し、適切なアドバイスをしてくれるかどうかが重要です。
3-2. 実績のある専門家
過去に他の企業を成功に導いた実績があるコンサルタントやコーチは、信頼性が高く、確かな支援を期待できます。
3-3. 経営者との相性が合う
伴走者は長期的に付き合う存在となるため、経営者自身が信頼し、気軽に相談できる相手であることが重要です。
まとめ
経営は長距離マラソンのようなものです。途中で壁にぶつかることもありますが、適切な支援を受けながら進めば、成長を続けることができます。
コーチやコンサルタントといった伴走者の存在は、経営者が客観的な視点を得たり、継続的に成長したりするために不可欠です。
経営者として孤独を感じたときこそ、伴走者の力を借りて、前向きに挑戦を続けていきましょう。